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現場での活躍が楽しみになるような独自性・発想力を披露「SAIJOブライダル発表会2017」レポート

[ 2018/04/05 ]

3月から4月にかけ、卒業・入学シーズンの季節です。今年もたくさんの学生がこの業界への一歩を歩みだしたかと思います!今回は、業界への新卒学生の輩出が年々増えている短期大学、埼玉女子短期大学の卒業制作レポートをこちらのWEBでもお届けいたします。(『The Professional Wedding』2月号でもご紹介した記事となります。 )「SAIJOブライダル発表会2017」を大成功させた、埼玉女子短期大学の皆さん!ご卒業そして、ご入社誠におめでとうございます。
以下『The Professional Wedding』2月号より

2月7日、「アルカーサル迎賓館川越」(埼玉県川越市)で「SAIJOブライダル発表会2017」を開催した。3年目の発表会となったこの日のテーマは「~結婚式をしない時代の結婚式~」。国際コミュニケーション学科ブライダル・コーディネートコース、ウエディング・ファッションコースの学生たちが4グループに分かれ、それぞれが仮想の婚礼企業として若い感性と発想力を基に斬新なプランを発表した。

 

(株)kiitosは、親や周囲の人々に感謝する目的で結婚式を行なう人が増えている中、祝ってもらうばかりで感謝の場面が少ないことから、もう一歩踏み込んだ演出プランを提案。小江戸・川越を舞台にインバウントの和婚をプレゼンテーションした(株)八(エイト)、新郎新婦もゲストも健康になるイベントとして結婚式を再構築したHOTEL LBH、そして“なし婚”層にも手軽に負担なく、スマートフォンアプリを活用した結婚式をかなえるプランを提案したfacile companyと、現在の婚礼業界の課題やビジネス発展のヒントとなる内容ばかりだった。

 

特に印象的だったのは、学内における独自のアンケートリサーチ結果を踏まえ、プラン提案の根拠にしていた点だ。苦労して自分たちで集めたデータと既存のデータとを比較検討することはもちろん、プラスして、自分たちで考える習慣をつけて「婚礼企業に入社した後も自立自走できる人材に育つように」という同校の教育姿勢が見られた。優秀な学生たちが現場で力を発揮するのが待ち遠しい、と思える発表会だった。

「どのチームも落ち着いて発表していた」とは参観した業界人の弁。事前準備に力を入れた成果だろう